著者 : 荒木一郎
後ろ向きのジョ-カ-後ろ向きのジョ-カ-
ピンク・レディーの「さよなら公演」が後楽園球場を満杯にしたその当日、新宿・歌舞伎町のライブハウス前では、ジョー小峰をひと目見ようと、小雨のなか長蛇の列が出来ていた。昭和55年から始まった素人芸を全面に押し出す漫才ブーム。テレビに席巻されたお笑いの「55年体制」に逆らうように、鋭利なジョークを飛ばし続けた天才芸人の栄光と挫折。長年の沈黙を破って荒木一郎が世に問う、待望の書下ろし小説。
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ピンク・レディーの「さよなら公演」が後楽園球場を満杯にしたその当日、新宿・歌舞伎町のライブハウス前では、ジョー小峰をひと目見ようと、小雨のなか長蛇の列が出来ていた。昭和55年から始まった素人芸を全面に押し出す漫才ブーム。テレビに席巻されたお笑いの「55年体制」に逆らうように、鋭利なジョークを飛ばし続けた天才芸人の栄光と挫折。長年の沈黙を破って荒木一郎が世に問う、待望の書下ろし小説。