著者 : 高橋健次
追跡(上)追跡(上)
「あの男を見たのは一瞬でした。でも、絶対に忘れない」家族を仲間をナチに売った冷酷な殺人鬼を、今日街で見た!と必死に訴える老婦人。隣人の元刑事サイモンは半信半疑で捜査を始めるが…。ホロコーストの悪夢を思わせるような事件がマイアミで勃発。
追跡(下)追跡(下)
影のような男。一切の痕跡を残さず自分を知る者を消していく殺人鬼ーその名はシャドウマン。捜査当局の必死の追跡にもかかわらず男は姿を見せない。今も普通の市民としてマイアミで生きているのだ。やがて、真相を追うサイモンの周辺にも魔の手が忍び寄る。息づまる攻防。
沈黙沈黙
モスクワ市内の高級住宅地で内務省の高官が殺された。死体から消えた勲章の行方を追っていたジャーナリスト・ニコライは、事件の背後に巨悪の匂いを嗅ぎつけ真相究明に乗り出す。ブラックマーケット、マフィアの暗躍、民営化スキャンダル…新生ロシアの闇をリアルに描く戦慄のサスペンス・スリラー巨篇。
U・S・S・A(上)U・S・S・A(上)
刻一刻と変貌を遂げつつある社会主義の現実の国家体制を背景に、鋭い洞察力で描かれた近未来小説。非能率的で膨大な官僚機構はそのまま、社会主義の夢すら奪われ、私利私欲と特権のまわりにうごめく血なまぐさい男たちの世界。失業した元CIAエージェントに占領軍警察が極秘に犯人捜しを依頼した理由は何か。そして恐るべき結末は?
U・S・S・A(下)U・S・S・A(下)
第三次世界大戦は、結局米ソ間で戦われ、クレムリンは崩壊する。米軍と資本主義に占領され、ディズニーランドの建設が続いているモスクワの高級なホテルで、一人の男が殺されていた。それも鋸で手足をバラバラにされたー。書評誌『カーカス・レビュー』は「圧倒的魅力」と激讃、ブック・オブ・ザ・マンスクラブ選定図書にも選ばれた傑作長編。
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