家族はそれぞれの形・在り方が異なっている。同じものなど存在しないかもしれない。昭和を生きて、著者自身の青年期の葛藤や、老いた両親、兄弟ら家族との確執をつぶさに見つめながら、その心情をユーモアを交えて紡ぎだす。7つの短編。