小説むすび | ニック・メイソンの第二の人生

ニック・メイソンの第二の人生

ニック・メイソンの第二の人生

ニック・メイソンが塀の外に出たのは、5年と28日ぶりだった。警官殺しの罪で25年の刑期を言い渡されていたが、ある人物と取引を結び、刑期前に出所したのだ。その条件は、ただ1つ。携帯電話が鳴ったら出て、どんな指示であっても従うこと。張りつめた緊張感の中、失った時間を取り戻そうとあがく彼だが、恐るべき指示は容赦なく下される…孤独な男の闘いを、硬質な筆致で描くハードボイルド・ミステリ。シリーズ、第1弾。

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