小説むすび | 天稟

天稟

天稟

出版社

KADOKAWA

発売日

2020年3月28日 発売

明治41(1908)年、15歳で東京の回米問屋へ奉公に出た山崎種二はやがて金融街・兜町を代表するまでになる証券会社を設立し、「売りの山種」として経済界にその名を轟かせる存在になる。しかし、二・二六事件を皮切りに、経済統制は苛烈を極めー。『日本国債』『天佑なり』を著した経済小説の第一人者が、国民生活に最悪の負担を強いた、戦後財政の真実を描く。天性の相場観と経験を頼りに、日本の経済復興に尽くした男の人生の物語。作家生活25周年記念作品。

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