小説むすび | 百年佳約

百年佳約

百年佳約

出版社

講談社

発売日

2004年7月5日 発売

慶長の役により朝鮮から連行された陶工たちが、九州の皿山に窯をひらいて半世紀。龍窯の母・百婆は死んで神となり、山上の墓から一族を見守る。折しも下界では息子・十蔵がその子供たちの嫁取り婿取りをめぐり、日々思案を重ねていた。これまで通り仲間内で絆を固めるか、日本人と結婚して渡来の未来をひろげるか。可愛い子孫の「百年佳約」=結婚成就のため、百婆の活躍が始まった。

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