小説むすび | ミルトンのアベーリャ

ミルトンのアベーリャ

ミルトンのアベーリャ

出版社

講談社

発売日

2006年1月31日 発売

貧しい日系ブラジル人移民の子・ミルトン。学校で執拗ないじめを受ける幸太郎と英世。少年たちの閉ざされた心を解放するもの、それは音楽だけだった。やがてミルトンと幸太郎は、自分たちの音楽を作りはじめる。ミルトンの意識が頂点をむかえたとき、二人は究極の音楽『アベーリャ』を編み出す。アベーリャ=ミツバチと名づけられたその音楽は、人の意識を変容させるものだった。ふたりのユニット「トランス=ソニック」は世界デビューへとむかうが、アベーリャの毒はミルトンの意識を侵しはじめていたー。

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