大砲松
神田和泉橋の五兵衛店に住む締出し松こと松三は、故あっての長屋暮らしだが贅沢三昧。実は大名家お出入りを許された槍屋「槍丹」の息子である。時は幕末、慶応四年、背中の傷を見こまれて上野彰義隊へ入隊、大砲掛を仰せつけられたまではよかったが…。吉川英治文学新人賞受賞の破天荒な痛快時代小説。
神田和泉橋の五兵衛店に住む締出し松こと松三は、故あっての長屋暮らしだが贅沢三昧。実は大名家お出入りを許された槍屋「槍丹」の息子である。時は幕末、慶応四年、背中の傷を見こまれて上野彰義隊へ入隊、大砲掛を仰せつけられたまではよかったが…。吉川英治文学新人賞受賞の破天荒な痛快時代小説。