絆
「康平、銀行には勝てんよ。金を返すまではね」。丹波から身一つで出てきた森沢康平は愛知で染色業を営む矢井田と出会い、かつて「ガチャ万」と言われた繊維業界で働くことになる。昭和から平成、日本経済が大きく動いたとき、同郷の幼なじみ、大手銀行に勤める治夫と再会しー。走り続けた男たちの物語。
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“夫殺し”の起訴事実を、すべて認めた被告弓丘奈緒子。執拗に無実を主張する原島保弁護士。犯行に使われたと思われる柳刃包丁を買ったのは奈緒子だ、と認める証人。殺された夫には愛人がいた。離婚話もあって…状況は被告不利に傾むいてゆく。だが、裁判の進行につれて明らかになる秘められた意外な真実とは。人間の心の気高さを謳いあげる感動の長編法廷ミステリー。第41回推理作家協会新人賞受賞作。 1990/06/01 発売
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陽光降りそそぐフロリダ・キーウェストでくつろぐマフィアのドン。老い先短い父に自伝執筆を勧める愛息ジョーイ。やがて、ゴッドファーザーは重い口を開き始める。が、そこに厄介ものの兄が、愛人連れでやってきて、トラブル発生。英国推理作家協会ラスト・ラフ賞に輝く、オフビート感覚の熱血クライム・ノヴェル。 1996/06/15 発売