小説むすび | 猛犬 忠犬 ただの犬

猛犬 忠犬 ただの犬

猛犬 忠犬 ただの犬

出版社

講談社

発売日

2013年1月11日 発売

「動物文学」というカテゴリーを確立し、国民の支持を得た戸川幸夫の原点ともいうべき自伝的小説。もの心つく前から動物好きであったという著者が、さまざまな気質の犬と育った九州の幼い頃から、運命的な犬との出会いをする旧制高校時代までを、愛情を持った動物への的確な観察眼で描き切る。それは犬への鎮魂歌であると共に己の成長の証であった。

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