小説むすび | 島

出版社

集英社

発売日

1996年9月10日 発売

摩周島は八丈島から船で2時間あまり、伊豆諸島の絶海の孤島である。人口は243名、ゆえに島民はみな知り合いという、平和な土地だった。ゴールデンウイークを恋人・多貴の暮らすこの島で過ごすために敬史朗はやってきた。だが、彼の到着直後、人々から御神木と呼ばれる桜の古木が何者かによって傷つけられる事件が発生。そして、次々と残酷な事件が!島民の間に不穏な空気が広がる。その矛先はなぜか、鋭敏な感受性と複雑な出生の事情を持つ夕貴の姪・明日香に向けられていた。

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