ユリシ-ズ(1)
ジョイス文学の輝かしき頂点であり、二十世紀文学の偉大な指針でもある、『ユリシーズ』の新訳決定版。ダブリン。1904年6月16日。それはダブリンにとってはありふれた一日だったが、ふたりの中心人物にとっては平穏無事な日ではなかった。22歳の文学志望の青年スティーヴンと、新聞社の広告とりである38歳のユダヤ人ブルーム。彼らはダブリンのなかを歩きつづける。まだ親しくはならずに。第1挿話「テレマコス」から第10挿話「さまよう岩々」まで。
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ユリシ-ズ(1-3)ユリシ-ズ(1-3)
「簒奪者め」-スティーヴンは長い一日を歩き始める!『ユリシーズ』の第一巻、『スティーヴン・デッダラスの巻』とも言える三挿話「テレマコス」「ネストール」「プロテウス」の全訳。一字一句の驚くべき洗い直しと彫琢を通して顕れる、全く新しいスリリングな作品世界。 1997/03/25 発売