小説むすび | バグダードのフランケンシュタイン

バグダードのフランケンシュタイン

バグダードのフランケンシュタイン

連日自爆テロの続く二〇〇五年のバグダード。古物商ハーディーは町で拾ってきた遺体の各部位を縫い繋ぎ、一人分の遺体を作り上げた。しかし翌朝遺体は忽然と消え、代わりに奇怪な殺人事件が次々と起こるようになる。そして恐怖に慄くハーディーのもとへ、ある夜「彼」が現れた。自らの創造主を殺しにー不安と諦念、裏切りと奸計、喜びと哀しみ、すべてが混沌と化した街で、いったい何を正義と呼べるだろう?国家と社会を痛烈に皮肉る、衝撃のエンタテインメント群像劇。アラブ小説国際賞受賞。ブッカー国際賞およびアーサー・C・クラーク賞の最終候補

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP