小説むすび | 悲しみの港(上)

悲しみの港(上)

悲しみの港(上)

出版社

小学館

発売日

2016年4月5日 発売

「僕が故郷に漠然と期待したのは避難港だった。ところが、それどころではなかった」-。東京から郷里の静岡県藤枝市に居を移した三十手前の小説家・及川晃一の日常的思索を描いた著者の自伝的小説の前編。日本人とは、市民とは、そして小説家とは何かを考え続けた、「内向の世代」の作家・小川国夫の深い懊悩が滲む秀作。朝日新聞に連載され、第5回伊藤整文学賞を受賞。

関連小説

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP