小説むすび | 看とる

看とる

看とる

著者

江川晴

出版社

小学館

発売日

2006年1月1日 発売

定年退職後、平凡な人生を楽しむ夫に肺癌の診断が下されたー。看護の現場に長く携わり、多くの病人やその死と向かい合ってきた妻は、突然の身内の発病にうろたえる。誰にもぶつけようもない後悔と悲しみ、不安、怒り…。そして、手術はしないと決断した夫とともに、夫婦二人の「生きる」闘いが始まった。医療小説の第一人者が自らの体験を基に描く問題作。看護とは、家族とは?さらに、医療従事者や終末医療のあり方をも問う。

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