小説むすび | 夜ごとの揺り籠、舟、あるいは戦場

夜ごとの揺り籠、舟、あるいは戦場

夜ごとの揺り籠、舟、あるいは戦場

小説家の私は、末娘の問題行動を機に、半年ほどセラピストとの対話を続けていた。よき母親を目指してきたが、家族との不協和音に自身の精神状態も追い詰められていた。夫婦の再和合を目的に、南国の地へ旅に出かけるものの、その旅先で夫と問答してしまう私。セラピストとの会話を反芻し、現地の男とのエロティックな対話や経るうち、家庭内の問題や、自身が抱える心の闇の根源に気づくが…。妻、母、そしてひとりの女として「性」と向き合い、既成の価値感から自己を解放していく姿を大胆に描いた革新的小説!

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