小説むすび | もつれ

もつれ

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ワルシャワ市内の教会で、右眼に焼き串を突かれ男が死んだ。容疑者は、彼と共にグループセラピーに参加していた男女四人。検察官シャツキは早速捜査を進めるが、調べれば調べるほど事件は混迷し、一方で夫婦関係に閉塞感を抱いていた彼は若い女性記者に惹かれ、罪悪感と欲望との挟間で悶々とする。やがて、被害者の遺品から過去のある事件に気づくシャツキ。真実に手が届こうとしたその時、衝撃の事態が起こる…。日本のミステリーファンを唸らせたポーランドの怪作『怒り』、本作はその「シャツキ三部作」の第一作。

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