小説むすび | 冥土ごはん 洋食店 幽明軒

冥土ごはん 洋食店 幽明軒

冥土ごはん 洋食店 幽明軒

出版社

小学館

発売日

2018年12月5日 発売

ここは人生の最期に訪れる、幽冥と顕世を繋ぐ洋食店でございますー。シェフの九原脩平一家とアルバイト店員の和泉沢悠人が働く東京下町・人形町の「幽明軒」には、閉店後に死者が訪れ、思いのこした一皿をそれぞれ注文する。大正時代に交通事故で亡くなった女性が恋人と食べるはずだったライスオムレツ、バブル崩壊で挫折し、料理人として独立した息子を認められなかった父親の苦い思い出のナポリタン、元夫に毒殺されたと疑う女社長が最期の夜に食べた蟹マカロニグラタン。成仏できない死者たちに寄り添う洋食店での五皿の奇跡を描く、最後の晩餐ミステリー。

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