小説むすび | 声だけが耳に残る

声だけが耳に残る

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“閣下”による調教でごっつい前向きな気分になったわたし。風呂なしアパートひきこもり。バカだから騙されて会社をやめた。なにをする気もしなかった。だけどこのままじゃいかん。社会復帰の第一歩だっ!便利屋本舗でバイトをはじめ、とある会合に出かけた。そこで知った驚愕の事実。わたしの無気力には理由があり、ACという名前がついていた。ACって電源アダプタか?電波系ってことか?よーわからんが、わたしは治りたい。そう思って参加したミーティングで、わたしは出会った。わたしと同じ傷を負った男の子。この世の果てで、ふたりぼっちだ。けれど生きよう、生きねば、生きるのだ。金と社会と心の傷と戦うわたしの物語。

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