小説むすび | グレイス

グレイス

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九州の地頭の子・五郎太は朝鮮出兵に叛逆し、妻子領民を殺された。後に五右衛門を名乗るこの男は追放され、絶望の旅路を彷徨う。マニラで出会った異端の神父、自由を求め舞う女、そして太閤暗殺へ。足裏に刻んだ「仏」の字を踏みにじり、それでも生きる男に訪れた恩寵とは。生の意味を問いかける傑作長篇。

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