小説むすび | 真夜中の太陽

真夜中の太陽

真夜中の太陽

「隠れ場所にはうってつけだろう」-大金と銃を持ったその男がやってきたのは、少数民族サーミ人が住まうノルウェーの北部。夏のあいだは真夜中でも陽が沈まない極北の地だ。男はウルフと名乗って素性を隠すも、教会の堂守のサーミ人母子としだいに心を通わせていくことになる。最果ての白夜のなかで狩猟者としての日々を過ごす男。自分もまた狩りたてられた獲物であることにおびえながら…いまもっとも注目されるノルウェー・ミステリの第一人者が、絶賛を浴びた『その雪と血を』に続けて放つ、死と再生の物語。

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