小説むすび | 竜の貴婦人(下)

竜の貴婦人(下)

竜の貴婦人(下)

空に糸胞があるかぎり、竜騎士は飛んで、糸胞を殱滅しなければならないー。しかし、惑星パーンの安寧をあずかる竜騎士のあいだにすら疫病は蔓延してしまった。療法師ノ長キャピアムが苦心のすえ開発したワクチンも、パーンのあらゆる地点へ瞬時にして運び、人びとに集団接種しなければ効果がない。フォート大巖洞の洞母にして女王竜オルリスの騎士モレタはこのワクチン配付のため、危険きわまる時ノ跳躍に挑むのだった。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP