小説むすび | あてどなき逃走

あてどなき逃走

あてどなき逃走

燃える惑星モラケシュを軽巡CMP=1でからくも脱出したローダンだったが、六千のモリタトール難民を抱えた艦は身動きもままならない。背後にタケル艦隊が迫る四面楚歌の状況で、彼らのいつ終わるともしれぬ逃避行がはじまった。一方「マルコ・ポーロ」で別行動をとっていたアトランも、ローダンからの連絡が絶えたのを不審に思い、ピュソマ星系に引き返す。だが旗艦を待ちうけていたのは、タケル艦隊の猛砲火だった。

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