小説むすび | 天界の馬

天界の馬

天界の馬

ある日、一頭の牝馬がビショップ親子の牧場につれてこられた。ダッチェスという名のこの馬、何かと厄介事を起こして他の馬となじまない。それもそのはず、実はダッチェスこそ、神話時代より、善と暗黒の馬との確執の中心であるアパルーサ種最後の牝馬だったのだ。彼女の存在に気づいた暗黒の馬は、アパルーサ種絶滅の格好の機会とばかりに〈死刑執行者〉を送り出した。片や善の馬の軍団の首領ダンサーは、ダッチェスを救うために神性を捨て、一介の馬として天界から俗界へと下るが…。『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』をしのぐ傑作。

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