ヤヌスの戦い
クムの虜囚の身から一転、モンゴール再興軍を率いてトーラスへと攻めのぼるアムネリス。彼女を助けるイシュトヴァーン、そしてイシュトヴァーンに影のようにつきそう軍師アリ。しかし、彼らの軍勢は実際にはモンゴールの残党と野盗の混成軍にすぎなかった。トーラス防衛にあたっているのは数においてまさるクム正規軍。しかもその彼らの背後には本国から急遽トーラス防衛にかけつけるタルー公子摩下の精鋭が迫るが…。一方パロでは、モンゴールの不穏な動きをめぐって、アルド・ナリスと少年レムスとの確執は深まっていくのだった。