ゲームの王国 下
「君を殺す」-復讐の誓いと訣別から、半世紀。政治家となったソリヤは、理想とする“ゲームの王国”を実現すべく最高権力を目指す。一方のムイタックは渇望を遂げるため、脳波を用いたゲーム“チャンドゥク”の開発を進めていた。過去の物語に呪縛されながら、光ある未来を乞い願って彷徨うソリヤとムイタックが、ゲームの終わりに手にしたものとは…。第38回日本SF大賞&第31回山本周五郎賞受賞作品。
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サロト・サルー後にポル・ポトと呼ばれたクメール・ルージュ首魁の隠し子とされるソリヤ。貧村ロベーブレソンに生を享けた、天賦の智性を持つ神童のムイタック。皮肉な運命と偶然に導かれたふたりは、軍靴と砲声に震える1975年のカンボジア、バタンバンで出会った。秘密警察、恐怖政治、テロ、強制労働、虐殺ー百万人以上の生命を奪ったすべての不条理は、少女と少年を見つめながら進行する…あたかもゲームのように。 2017/08/24 発売