小説むすび | とまどい

とまどい

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パリに住む25歳のネリーは、失業中の夫を抱えて働きづめの毎日だったが、ある日カフェで初老の紳士アルノーと知り合う。アルノー氏は判事から実業家に身を転じた異色の人物で、執筆中の自叙伝の清書をネリーに依頼する。アルノー氏が手書きの原稿を読み上げ、ネリーがパソコンのキーをたたきながら文章をチェックしていくという作業が進むにつれ、親子ほど歳の離れたふたりの間には愛にも似た感情がめばえていくが…。

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