小説むすび | 永遠には生きられない

永遠には生きられない

永遠には生きられない

マイアミに満月が昇る夜、一人の女が不安に怯えていた。ときどき意識を失い、その間の記憶が全くないのだ。女は悩みを同棲中の刑事に打ち明けようとするが、満月のたびに起こる殺人事件の捜査に追われる男はとりあわない。実は女の中には他に四人もの人格が潜んでおり、共謀の末に体を乗っ取ろうとしていたのだ。ピュリツァー賞受賞の女性記者が、多重人格がもたらす悲劇をノンフィクション・タッチで鮮烈に描き出す話題作。

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