小説むすび | コンバット・ゾーンの娘

コンバット・ゾーンの娘

コンバット・ゾーンの娘

どんな町にもはきだめのような場所があるだろう。このボストンでいえば、歓楽街コンバット・ゾーンがまさにそうだった。わたしはそこで、暴力事件の証人である脚に蛇の入れ墨をした売春婦を探していた。少年に頼まれ、金持ちの家出娘の捜索を引き受けたのはそんな時だった。のちに人生の暗い深淵をのぞき見ることになろうとも知らずに。私立探偵兼タクシー運転手、赤毛のカーロッタの人情味溢れる活躍を描く新シリーズ。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP