小説むすび | 見えない日本の紳士たち

見えない日本の紳士たち

見えない日本の紳士たち

レストランで偶然聞こえてきた若い娘とその婚約者との何気ない会話を描く、短くも鮮烈な表題作。南フランスにある海辺の保養地をおとずれた新婚夫婦の仲が、あるいきさつから危機に直面する様子を中年の作家がほろ苦くつづった「ご主人を拝借」-本邦初紹介となる「祝福」と「戦う教会」を含む多彩な味わいの十六短篇を収録。ひそやかなユーモアと胸を打つ哀感をあわせもつ、イギリス文学の巨匠の日本オリジナル短篇集。

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