小説むすび | 後継者たち

後継者たち

後継者たち

遠い遠い昔のこと。冬が去り、春が来て、首長のマルに率いられた一族は、海辺から山のなかへと移動してきた。平和で平穏な季節は過ぎ去った。そして川の向こう岸には、彼らにとってかわろうとするかのように、新たなる者たちが現われていた…ネアンデルタール人とホモサピエンスの遭遇、軋轢、衝突、そして闘争を描いた奇想天外なる寓話。『蝿の王』の著者にしてノーベル文学賞作家が人類の原罪を描く異色傑作、初文庫化。

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