小説むすび | 身代りの樹

身代りの樹

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女性作家ベネットが愛児を急病で失い、ショックで倒れてから何日過ぎただろう。葬儀の手配などに煩わされずにすんだのは、母モプサがいてくれたおかげだった。だが、心を病むモプサは、ベネットのために他人の子ジェイを誘拐してしまった。罪悪感のかけらもない母への憤り、虐待されてきたらしいジェイへの愛…心の揺れるベネットが選んだ道は…。英国推理作家協会賞シルヴァー・ダガー賞に輝く、傑作心理サスペンス。

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