小説むすび | カブ-ルの燕たち

カブ-ルの燕たち

カブ-ルの燕たち

タリバンに統治されたアフガニスタンの首都カブールは、まさにこの世の地獄。廃墟と化した町では私刑が横行し、人心は荒廃していた。拘置所の看守アティクの心もまた荒みきっていた。仕事で神経を病み、妻は重い病に冒されている。友人は離縁を勧めるが、命の恩人である妻を棄てることは…。だがやがて、アティクは夫殺しで死刑を宣告された美しい女囚に一目惚れしてしまう。女を救おうと走りまわり、憔悴していくアティクを見て、彼の妻は驚くべき提案をするのだった。壮絶なる夫婦愛を描いた衝撃作。

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