小説むすび | フランス紀行

フランス紀行

フランス紀行

ニューヨークに生まれ育ったデイヴィッドの本当の父親はフランス人。だが、母がゆきずりで関係した父についてはほとんどなにも知らない。成長するにつれ、アメリカの俗悪さに心底うんざりしたこの青年は、ヨーロッパ、特にフランス文化への憧れを募らせ、フランスへと旅立つことを決意するのだった。父の、そして敬愛するクロード・モネと印象主義を生み出した国へと。パリに着いたデイヴィッドの旅路はやがて、月刊誌の副編集長を務める冴えない中年男の人生と運命的に交差するーフランスの五大文学賞のひとつ、メディシス賞に輝いた著者の代表作。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP