小説むすび | ハーレム・シャッフル

ハーレム・シャッフル

ハーレム・シャッフル

1959年ニューヨーク。ハーレムにある中古家具店で働くアフリカ系アメリカ人のレイ・カーニー。近頃、店にはガラの悪い男たちが出入りしていた。数々の罪を犯した父親とはちがい、カーニーはまっとうな人生を築くために誠実に働いた。愛する妻と娘もいる。だが、食べていくのは容易じゃない。時には、従弟のフレディがもちこむ盗品も売るしかなかった。ある日、フレディたちの起こした強盗事件にカーニーは巻き込まれる。そうしてギャングと悪徳警官が、カーニーに目を留めたのだった。妻子と自分を守るため、カーニーはならず者との裏取引を重ねていく。結局、自分も悪党なのだろうか?そのときフレディの危機を知らされ、カーニーが選んだのはー。人種、貧富、性差の問題が渦巻く街を舞台に、『地下鉄道』著者が放つエンタメ長篇!ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー、全米批評家協会賞(小説部門)最終候補。

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