小説むすび | とうもろこし倉の幽霊

とうもろこし倉の幽霊

とうもろこし倉の幽霊

爺さん犬のシェップがとうもろこし倉に近づかないのは、あそこで幽霊を見たことがあるからだよーアメリカの片田舎にある農村でまことしやかに語られる幽霊譚を少年ふたりがたしかめようとする表題作、川窪に住む謎の存在“せっかちのっそり”が田舎町の高校のフットボール・チームに入ったことから起こる凄惨な事件の顛末を描いた「チョスキー・ボトム騒動」、“奇妙な魚”と呼ばれる亜人類の母子の旅路を寓話的に描ききる著者渾身の中篇「さあ、恐れなく炎の中へ歩み入ろう」など、奇妙で不思議な全9篇を収録。全篇初邦訳、奇想の王たるラファティが贈るとっておきの伝奇集。

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