淑女の謝肉祭
夫が多忙と出張で愛欲を満たされない妻の美那子。彼女は恵里子との甘美なレスビアンの快楽に浸っていた。美那子を夢中にさせる恵里子は、芸能プロダクションを隠れ蓑に会員制クラブ「火の館」を経営していた。そのクラブこそ、女を次々に誘拐し性の奴隷に調教して政界に送り込む闇の組織だった。組織の罠に陥り、恵里子との倒錯した性愛に溺れ、行方不明となった美那子。やがて、彼女を探す妹の香世は、手掛かりを求めて恵里子と組織の中に飛び込んだ。そして、めくるめく愉悦にふるえながら元大物政治家の計画を知るが…。長篇官能小説。