恐山殺人事件
「北のほうがらよ、何かよくねえもんが通って行っただ」恐山のイタコ・杉山サキの予言どおり、孫の音楽教室教師・博之の死体が、東京の自宅で見つかった。続いて作曲家の高川が変死する。二人は、「北から来る男」を恐れていたという。真相究明を依頼された浅見光彦は、呼び寄せられるように「北」へ向かう。東北と東京を結ぶ連続殺人に、名探偵・浅見光彦が挑む。
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自宅マンションで音楽教室講師・杉山博之の変死体が発見された。驚くべきことに、青森県下北半島恐山の麓に住む杉山の祖母サキは「博之は北から来る何かによって殺される…。」とその死を予言していた。サキは「予知」という特殊能力をもつイタコであったのだ。続いて、同音楽教室の経営者・高川伸男も「北」に怯えながら謎の死を遂げる。この連続変死事件に絡む「北から来る」何かとは?そして「北」とは一体どこなのか?生前の高川からの手紙で真相究明の依頼を受けていたルポライター浅見光彦の「北」への探偵行が始まった-。 1988/02/01 発売
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「博之は北から来る何かによって殺される…」恐山の祖母サキの予言通り、青森県下北半島出身の音楽教室講師・杉山博之は東京のマンションで変死体で発見された。そして杉山の同僚、高川伸男も「北」からの恐怖に怯えながら謎の死を遂げる。「北から来る何か」とは?そして杉山が藤波紹子に残した紫水晶とは?真相究明の依頼を受けたルポライター浅見光彦はよびよせられるように「北への旅」へ向かった。 1989/11/17 発売