小説むすび | 恋のカウントダウン

恋のカウントダウン

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貴族的な端正な顔だち、とびきり美しいサファイア色の瞳。ナターシャは、目の前の客の顔を見て驚いた。なんと、少し前、ブラウスの返品に行き、その時の対応が不満でブラウスを投げつけてきた男ではないか。彼はナターシャを捜していたという。いったいなぜ?何の用があるというのだろう。しかし、勤務中では思うように訊ねることができない。結局、ナターシャは強引に閉店後に会う約束をさせられてしまうのだった。

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