小説むすび | ヘイウッド館の天使

ヘイウッド館の天使

ヘイウッド館の天使

ヘイウッド卿は軍人として活躍したが戦後、領地に従者と帰還する。父の訃報により、爵位を継承したからだ。三年の不在で無人だったはずの館には美貌の少女が秘かに身を隠していた。詰問する彼に、ラリータと名のった後は後見人の叔父に息子との結婚を強制され家出をしたと、渋々ながら答えた。そして必死に同居を頼みこむ彼女の懇願に、ヘイウッド卿の決意も鈍ってしまう。目前には、父の負債や領内の困窮、荒廃した館の修復など難問ばかりだった。次第に、ラリータは貴重な存在になり金策に苦しむヘイウッド卿は慰められ無垢な彼女に魅力を感じ始めるが…。半世紀を越えて読みつがれてきたロマンス界の女王の作品の中から、傑作ばかりを集めた日本独自の新シリーズ。豪華絢爛、清純なヒストリカル・ロマンスの世界。

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