小説むすび | 神統記(テオゴニア)3

神統記(テオゴニア)3

神統記(テオゴニア)3

谷の神の加護を得て、諸族の帰依を集め自らの国を築き始めたラグ村の少年カイ。“守護者”としての使命を果たすため小人族を引き連れ灰色猿族の首都へ向かうと、王城の奥に座していたのは、地を腐らせ、触れるだけで生命を奪う呪われた存在…悪神。灰色猿たちが蹂躙されるなか、「大首領派」を率いる“賢姫”は、従えていた神狼を悪神へと解き放つ。カイたちは種族の垣根を越え、この世界を生きる者としての戦いを始めるのであった。そして人族の地では、州都・バルタヴィアにて、辺土領主が一堂に会する大祭「冬至の宴」が催されようとしていた…。

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