小説むすび | にわか芝居

にわか芝居

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素浪人・矢吹平八郎は、撫然としていた。口入屋の万吉に呼び出されたのだが、何の説明もなく、武家娘に品定めされているのだ。どんなに割の良い仕事でも断ってやる…。そう決意した矢先、娘は平伏し、「矢吹さま、暫くの間、私の兄になっては戴けませぬでしょうか」と懇願した。こうして始まった平八郎の俄兄妹芝居。家督をめぐる策謀に、平八郎が立ち向かう!

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