小説むすび | スィールの娘

スィールの娘

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“強き者の島”の王ブランには三人の弟と一人の妹がいた。“旧き民”の習わしで王位は彼の息子ではなく、妹ブランウェンの息子が継ぐはずだった。だがアイルランドの上王が妹に求婚したとき、ブランの心は揺れた。妹が嫁げば自分の息子が王位を継げるではないか。こうしてブランウェンは異国に嫁ぎ、悲劇の種は蒔かれた。世界幻想文学大賞生涯功労賞の大家が描く、壮絶な悲劇。

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