小説むすび | 情熱の炎に捧げて

情熱の炎に捧げて

情熱の炎に捧げて

グレンガスク侯爵ラナルフは、ハイランド地方最大勢力の氏族長として世の趨勢に抗い、誇り高く生きようとしていた。ある日、華やかなロンドンの社交界に憧れるラナルフの妹が家出をしてしまう。ラナルフはロンドンで妹が身を寄せた伯爵家に乗り込み、連れ戻そうとする。ところが、伯爵令嬢シャーロットが、ラナルフの強引な態度を毅然とたしなめ、妹のロンドン滞在を彼に認めさせた。ラナルフは、これまでの自分の価値観を根底から揺るがす、聡明で美しいシャーロットに心を奪われてしまう。また一方でシャーロットも、2週間の期限付きでラナルフと毎日をともにするうちに、心身たくましい彼の、気高き情熱と信念に魅了されていく。惹かれるはずがないと思っていた相手と、恋に落ちたふたり。そんな中、ラナルフの命を狙う者が現れて…。

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