小説むすび | 夢みる舞踏会への招待状

夢みる舞踏会への招待状

夢みる舞踏会への招待状

両親を亡くし劇団で育てられた、貴族の血をひく女優のマデリン。誰とも恋愛をしたことがないというのに、彼女はある事情から、自分を愛人にする権利をオークションにかけると宣言した。すると見知らぬ貴婦人が訪ねてきて、伯爵家の次男であるネイサンに入札させるので、彼を選んでほしいと言い、とまどうマデリンに赤い靴を渡す。独立し貿易商として成功しているネイサンは、兄の急死により家を継ぐことを強いられていた。父と確執のある彼は、反対される結婚をして抵抗しようと考え、マデリンに愛人契約ではなく結婚を持ちかける。条件は貴族に嫌われるような女性を演じることと、今年の社交シーズンだけ共に過ごし、あとは別々に暮らすこと。こうして契約結婚をした二人だが、お互いのことが気になり…“シンデレラの赤い靴”シリーズ第5弾!

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