小説むすび | 15年目のデート

15年目のデート

15年目のデート

映像制作会社を営むサンディと、フリー・カメラマンのマッケイドは高校時代からの親友。何でも話しあい、助け合ってきた二人だが、マッケイドは彼女への恋愛感情を心に秘めてきた。ついに告白しようとした矢先、彼女から「好きな人ができた」と打ち明けられる。サンディの片思いの相手は取引先の弁護士のジェームズ。上流社会に生まれ育ち、ハンサムで知的な、非の打ちどころのない男性だ。ひとめぼれしたけれど、彼女はアプローチできずにいる。撮影の協力を買って出たマッケイドは、サンディの恋の成就も手助けしようと決める。その甲斐あってジェームズとサンディは接近するが、やがてサンディは自分のことをいちばん大切に思ってくれる人が誰なのかあらためて気づいて…RITA賞受賞作家が描く、甘くもどかしい恋。

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