小説むすび | 神君狩り

神君狩り

神君狩り

出版社

双葉社

発売日

1993年7月15日 発売

大坂夏の陣が終結して一年後の元和二年-。かつて伊賀一と忍びの技をたたえられた滝野右近のもとに、さる大名の使者が訪ねて来た。使者は右近の腕を見込み、徳川家康が所持している名物茶器初霜肩衝を奪って欲しいと頼む。そのころ、茶器は家康の亡骸とともに柩におさめられ、久能山の仮殿に安置されていた。徳川家に忠誠を尽くす服部一族との死闘の末、右近はついに家康の柩をさぐり当てる。だが、棺の蓋をあけた右近がそこに見たものは…。

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