小説むすび | 不倫の報復

不倫の報復

不倫の報復

出版社

双葉社

発売日

1999年3月15日 発売

ドアの前に男が一人、険しい顔をして立っていた。多岐島には男の用件の察しはついた。この男の妻と不倫をしていたのだ。男は多岐島に、「俺の女房がされたことと同じことを、お前の奥さんにしてやる」と脅した。多岐島の妻は、初めは恥ずかしがっていたが、肉壺のなかに、人指し指と中指を埋め込むと感度よく反応した。背を反らせ、恍惚の表情をみせた。-「不倫の報復」より。表題作のほか、九編を収録した官能小説作品集。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP