ナチスドイツ・ソ連極東・日本関東・中国の各軍隊が入り乱れ、ナゾ深い人物が跋扈して追いかけた『火神伝説』の謎は燃えあがる。
時は戦雲迫る昭和初期、南満州鉄道が誇る特急「あじあ」号の中で日本人が刺殺された。次の日、北満新報の記者香崎鋭介は社長の密命を受け、その「あじあ」号から消えた男を探そうとするが憲兵隊に阻まれる。どうやら背後にはドイツ、ソ連、日本、中国の国家機密が隠されているらしい。そして各国が血眼で追い掛けている古代“火神伝説”の謎とは? 1992/11/01 発売