小説むすび | 螺子者の血統

螺子者の血統

螺子者の血統

出版社

双葉社

発売日

2002年7月15日 発売

新宿中央公園わきの路肩にとめられていた乗用車の運転席で、チンピラが頭を打ち抜かれて死んでいた。車内からコカインが見つかり、このチンピラが死の直前に鼻孔から吸引しているのも確認された。同じ日、代々木の焼肉屋で九名の射殺死体が発見された。鑑識の結果、凶器はたった一丁のトカレフであることが判明した。両現場ともに目撃者はおろか銃声を聞いたものさえいなかった。その男の存在を、新宿署のマル暴刑事奥村が知ったのは、この事件が発端だった。

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